発展途上国

なんだか最近、発展途上国いいじゃない。
と思うようになった。
昔はなんだか残念な状態のように思っていたんだけれど。

エネルギーあるっていいなって。
国全体がワクワクしてるんだろうなって。
なんだか今はいいもんだなと思うようになった。

昔海外旅行をしたときその勢いを体感して、あぁこれから発展するってこういう感じなんだと思い、でも当時はそれをいいとかどうとか考えなかったんだけど。

いつからか発展途上国という語をあまり聞かなくなった。
新興国という言葉をよく聞くようになった。
発展途上国という言葉を習ったときより実際に発展したわけで。
あらゆる途中を見ているのだなぁ。

ピアノに挑戦してみた

ピアノに挑戦してみた。全くの初心者。
簡単な譜面を見つけて「これならできそうだな」とやってみたら、その譜面は本当に弾けた。

逆上がりができるようになった日を思い出す。
私は長年逆上がりができなかった。いつまでもこのままではあかんな、と練習をしたのだけれど、鉄棒を回り切れなかった。
ある日の夕方、帰りの遅い弟を呼んできてと母に言われ、近くの公園に行った。弟はいなかったが、すごく低い鉄棒があった。
「これならできそうだな」となぜか思って、逆上がりをやってみた。できた。隣の普通の高さの鉄棒でもやってみた。できた。けっこう高い鉄棒でもやってみた。逆上がりの回る感覚をつかんだので、どの鉄棒でも逆上がりができるようになった。
(私はチビッ子だったので、「できそうだな」と思う高さが学校の鉄棒にはなかったのかも)

私は簡単な譜面があるということすら知らなかった。この曲にはこの伴奏、という決まりがあると思っていた。あまり音楽に興味がなかったというのもあるけれど。
そこに「おや~?」が生じたのは『のだめカンタービレ』を読んだとき。
「え、どういうこと?」「そういえば、アレンジって何だ?」という、そもそもレベルの疑問は忙しかったのでそのうち忘れてしまった。
色々な思い付きをすぐ忘れてしまう……反省。

その後、職場で保育士さんが子どもたちのために弾いているオルガンを聞いてびっくりした。「この演奏、めちゃくちゃ単純じゃない?」と。
これまでの人生で聞いたことがないくらいシンプルなアレンジだったのです。
そのときはじめて、弾けるかもしれないと思いました。しかしその気持ちはまた忙しい中で忘れてしまった。忘れすぎだ……。

 しかしついにピアノに手を出したときは最高に忙しかったとき。ストレス最高潮の中、新しい気晴らしが欲しくなったのではないかな~と想像します。今ではその心理は謎。ただふと思い立って曲名と左手の弾き方を検索しただけ。
そうして右手はメロディで左手はドソミソといくつかのパターン、前奏もないというとても簡単な楽譜を見つけた。

はじめての曲は『チューリップ』。右手のドレミはすでに知っている。
両手で弾くなんて、と思ったけれど数回弾くとできるようになった。

何となくレのときは合わせるのはシかレだな、ラのときは左手もラ入るなとか、ソは色んな音と合うとか、なるほど♯や♭の黒鍵がある音のときの合わせ方があるみたいだな、とか感じた。
小節ごとに含まれる音を考えると、左手にどの音が来るか法則がわかった。
音楽の授業、さっぱりわからなかったんだけれど弾いてみてはじめて気づくことあり。

三日もすると飽きて、次の曲。次は『こいぬのマーチ』。なぜかドレミは知っている。歌詞は覚えていなかったので、たぶん幼稚園か小学校の授業でピアニカの練習したことがあるんじゃないかな。

簡単なピアノは楽しかった。リズムが楽しい。

同じ曲をずっと練習すると飽きるし、上達しないのも飽きる。簡単すぎても飽きる。一つの曲が三回に二回はミスなく弾けるようになったと感じたら、次へ挑戦するとちょうど良かった。
ひと月の間に8曲やって、そのうち家族がパソコン部屋の配線やらを何やら触っていたあと、プリンターにつながらなくなってしまった。

そのころにはある程度気が済んだ。
弾きたくなったら、自分でもできそうな楽譜を探せばいいんだなと思えるようになった。
そのうち簡単な楽譜を買おう。 

 

私が参考にしたサイトはこちらです。簡単な楽譜もあります。

kyoto-hannaripiano.com

 

その後は卒業式のシーズンが近づいて、『思い出のアルバム』を弾いてみた。左手はドミソ。


YouTubeにも簡単なピアノを教えてくれる動画があった。

www.youtube.com

同じ曲を教えている動画見比べると、わかりやすいわかりにくいが本当にさまざまで、選べるっていいなぁとしみじみ思いました。

 

これを見て、コードの謎が少し解けました。弾けそうな気持になります。
弾きやすい弾きにくいってこういうことから来てたんだって目からうろこでした。

www.youtube.com

 

ちゃんと習うのが一番だけど、そこまで求めてないし時間もないときに、有り難い時代になったと感じます。 

国籍について思うこと

国籍について思うこと。

二重国籍、認めればいいじゃんと思うようになった。

 

 ・蓮舫さんのあれこれを見て、「ひどいな」と思った。

なんでこんなに叩かれるのか。
女の人で、キレイだから、余計こんな風になるのではとも思った。
白人系の血を引く男性だったらここまで叩かれないのかな。そんな風に考えてしまうのもいやだった。
ただの政治家ではなく党代表だから問題が大きいというのはわかるけれど、戸籍を見せろというのはやりすぎだと感じた。
二重国籍ってそんなに悪いことなのか、ということを考え始めたきっかけ。

 

木村太郎さんのことを知った

木村太郎さんは、アメリカ生まれなのでアメリカ国籍を持っているらしい。
アメリカ国籍を持っていない身で取材したいことがあり、一度は日本国籍を選択したそうだが、国籍を戻されて今二重国籍だと話していた。

アメリカ国籍を抜く際に、何らかの国籍を抜くに足る事項に該当しないと抜くことが出来なくて、半ば強引に抜いたそうだけれど、何年もたってこれ該当しないから国籍戻すわってなったらしい。
国籍、抜くことができないという事態もあるんだと知った。

 

・4chを見て

4chで「どの国のパスポートの組み合わせが最強だと思う?」みたいなスレッドがあって、色んな国の人が複数のパスポートの画像をあげて、この組み合わせ良くない?強くはないけど、お前の国のパスポートかっこいいな、などとやり取りしているのを見た。
国籍ってこんなカジュアルな話題にもなるのか~と微笑ましかった。
そのとき、二重国籍認めていいじゃんね、って思った。世界には沢山の複数国籍所持者がいるんだろうなぁって感じて。

 

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語学力に関して思うこと

留学経験者が多かった仕事についていたこと、身近な語学に堪能な人たちを見聞きして思うこと。

 

・話す力はコミュニケーション能力に比例する

・語学の到達度は他の勉強のレベルに比例する(文書の読み書きなどの理解力)

・発音のレベルは音感に関係する

 

・話す力はコミュニケーション能力に比例する

留学経験者は、コミュニケーション能力が高い人が多かったです。
留学という行為に積極性が出ていますし、コミュニケーションを取るほどに会話力は磨かれそうです。留学経験を打ち出す人は、ある程度語学力とそこでの経験に自信があるのでしょう。あまり話さない人もいますし。
どんな人と出会ったかどんな留学生活だったかなどを聞くと、積極的にコミュニケーションを取る人のほうが帰国後も語学を生かそうとする姿勢を感じました。
転職して語学を使う高収入の仕事に就いた人たちを思い出すと、元の職場での評価が高かったですし、海外生活も長かったり、スポーツに打ち込んでいたり、様々な活動でも積極的でした。

 

・語学の到達度は他の勉強のレベルに比例する

海外生活の経験があり話すことが出来ても、ビジネスのレベルに生かすとなると、日本語での仕事のレベルと相関すると感じました。結局、日本語での仕事がある程度できる人たちが、語学を生かせるレベルの仕事についていました。会話における語彙や読める文書のレベルが違いますし、日本語で文書を読み込むことができない人は、外国語になってもやっぱり読めないのです。
できる仕事のレベルは理解力と比例していて、勉強の成績と連動していると感じました。
転職した同僚がある程度英語力を必要とする仕事につきました。同じ職場への紹介を希望した後輩(留学経験あり)が「まずTOEICで○○点以上取ってほしい」と言われたと聞きました。元同僚があとでこぼしたのは、その後輩は愛想もいいし会話はできるけれど、ビジネス文書を読めそうにないから条件をつけた、とのことでした。面倒な事態になると手伝わないと解決できなかったからなぁと、後輩との仕事を思い出し納得しました。結局この後輩は語学力を要しない別の仕事を選びましたが、その職場での話はとても楽しそうでした。

 

・発音のレベルは音感に関係する

職場のひとたちの英語の発音を聞いていて、カラオケのレベルと同じくらいだなと感じました。歌がうまい人のほうが流暢に話しているように聞こえましたし、歌がそこそこの人は日本人らしい英語を話していました。
あくまで発音の話で、片言のような発音でビジネス英語を使える人もいました。
私は英語のできる父にものすごく発音に厳しく英語を教わりました。そのせいか英語のテストでは発音の部分の得点が高かったですし、TOEICでもヒアリングのほうが得意でした。ただ、私が聞き取りできるのはアメリカ英語が中心で、他の地域の英語は聞き取りにくかったです。音程はある程度取れますが、私の歌はイマイチです。
発音にうるさかった父は音楽が得意でした(スポーツや数学なども幅広く得意)。歌がうまく、ピアノを弾け、楽譜を読めました。姉である伯母がピアノを習っていたからもあるのでしょうが、父本人はピアノを習っていません。他の楽器の演奏もできました。

私の母方の祖父は戦前上海の日本大使館に勤めていたのですが、中国語を読み書きできました。祖父は詩を好んでいたのですが、思い返すと祖父の作る詩は漢詩によく似ています。
そこで「おじいちゃん、中国語を話せるの?」と聞いたところ、ほとんど話せないとのことでした。中国大使館には日本人職員の倍以上の中国人職員がいたそうですが、皆日本語ができたので、読み書きができればさほど中国語が話せなくても良かったそうです。仲良く仕事をしていて、休日には現地職員と一緒に野球をやって(祖父は野球好き)、祖父の人生において充実した時期だったと話していました。その後、戦争が激化した頃には祖父は大学に入り直すため帰国しました。現地で夜間学校に行って勉強が好きだと改めて思ったからだそうですが、仲良くしていた中国の人と戦うために徴兵される可能性を減らしたかったのもあるんじゃないかなと、ちょっと思っています。
祖父が中国語での会話はできないというのは、シャイだったからなのか、実際はできるけれどそう言っただけなのか、日本の占領時代だったので本当に話す必要がなかったのかは不明ですけれど。まぁコミュニケーションに積極的とは言えないかなと。

 

上に出てきたピアノを習っていた伯母ですが、五か国ができるはずです。英語、フランス語、スペイン語ポルトガル語、日本語。普通の会話内でも外国語が出て来ると巻き舌がすごくて聞き返してしまうので、あまり語学が堪能だと日本語での会話に多少の影響が出そうです。しばしば「日本語で何て言うんだっけ?」となっていますし。
伯母は幼いころに英語に触れたわけではなく、大人になって語学を必要とする仕事を選び、自分で語学を習得しました。ソルボンヌ大学への留学経験がありましたが大学時代なわけで、それまでは公立高校をへて国立大学の教育学部への進学という、その後語学が堪能になるとは想像できない人生です。
今は日本に暮らし、自分の語学力を錆びつかせないためにも東京オリンピックでの通訳を目指す人を教えています。

 

結局見ていて思ったのは、勉強ができる人が語学も高いレベルに行けるし、コミュニケーション能力が高ければ人間関係に恵まれて楽しく過ごしている、ということです。