幼児用ハーネスがアリなとき

幼児用ハーネス、私はアリだと思います。
楽だどうとかではなく、
あったら助かるだろうと見ていて感じたことがあるのです。

車に乗っている時、友人が言いました。
「あれは危なそうじゃない?」
おじいちゃんが小さい子を連れて歩いているのでした。
「おじいちゃん、子どもの動きについて行けてないやんか」
確かに。
時折子どもがおじいちゃんの手を飛び出しては戻ったりして歩いています。

彼女は元々人をよく見るタイプなので、
遠くの(おそらく)祖父孫での二人連れが眼にとまったのでしょう。
私はもう少し近くに行かないと気づけないかもしれません。

その道は細くて曲っているので、
我々はゆっくり走っていたのですけれど、
「う~注意しないと」
と友人はますます注意深くハンドルを握りました。

車が二人に近づいたとき、
懸念していた子どもが車道に飛び出しかけました。
スピードは落していたし、
距離も注意していたので対応。
おじいちゃんも一瞬後に孫を捕まえます。
予想していたとはいえヒヤリです。

なんだかこういう二人連れ、たまに見るのです。
保育園の送り迎えのおじいちゃんおばあちゃんが増えたのでしょうか。
一緒にいるおじいちゃんおばあちゃんが年配であるほど心配。
また、子どものわんぱく度によっても心配。
大丈夫かなって。

だから、ハーネスあるとちょっとは安心ではないかと。
動きについて行けないとき。



あと、もう一つ。
子どもの無尽蔵の体力、大人にはしんどいです。
連休などにショッピングモールに行くと、
時間が過ぎるにつれ、ベンチや椅子にぐったりとした親御さんがいます。
その傍で退屈をもてあました元気な子どもがいたりして、
「子育てって、なんて体力勝負なんだろう!」と思うのです。

地方のでっかいイオンモール、休日にはめちゃくちゃ混んでいます。
駐車場が無料だったりして隣の県からも人が来てたり。
そんな場所で疲れ果てているとき、
元気一杯の子どもをしっかりと傍らにおき続けられるかなぁと。
本当に一瞬で人並みやお店の中で見つけられなくなるかもしれません。
そんな中、迷子も出ます。アナウンスが聞こえます。

大人の自分も友人とはぐれかけたりするのですが、
大人なので携帯電話があります。
それでも「はぐれた?」と思う瞬間はあせるので、
迷子になるなんてどんなヒヤリ体験。

私はサービスカウンターで働いていたことが。
(インフォメーションと言ったりも)
ときどき迷子さんを預かりました。
親御さんが来るまで不安でいっぱいの様子。
会えてようやく泣き出したりする。
最初から泣いている状態で連れて来られる子どももいる。
逆に、子どもとはぐれてしまった親御さんが来ることも。
迷子は親にも子供にも胸がつぶれるような体験なのではないでしょうか。

子どもがいないんです!と来るお母さんの必死さや、
迷子さんのぎゅっとこらえている様子を思い出すと、
そういう出来事が減るといいなぁと感じます。



すこし違う話ですが、子どものすごいところは、
遠くから来たのに迷子になったら自力で帰ったりすること。
店内にいないときにはそんなことがあるのです。
遠いから歩けないはず!道もわからないはず!とお母さんは言うも、
一時間後にはちゃんと家にたどり着いていたり。
わりと遠い自宅への道中で発見されたり。
そういった場合、見つかるまでの時間が長いです。

想像の範囲を超えているところが子どものすごいところで、
そんな子どもの元気が発露できる方法なら、
幼児用ハーネスもアリではないかと思います。
そりゃ、つないでいるみたいなのは見ていて「うむむ」でしょうけれど、
そんな瞬間もあるだけで、
大抵は子どもを大事に思ってのことだと想像しています。


<余談>
ふと思ったんですけれど、
ハーネスに引っ張られて年配の方だと転びやすいとかあるのかな。
急に動かれるとびっくりなのは年齢に関係ないかな。
そっちの心配もある。ん~(-_-;)