アートアクアリウムに行きました

昨年その存在を知ってから、
「行ってみたい」と気になっていたアートアクアリウムを見に行きました。

感想は…ちょっと狭かったのが残念。
水槽は沢山あるんですけれど、
見るのはすべて金魚なので美術館に行くのとは違う感覚。
お洒落スポットでした。

様々な展示があるので色々な角度から金魚を見ました。
そこで感じたのは、
「金魚の良さは尻尾にあり!」

各種展示の中で一番好きだと思ったのが、
江戸時代の金魚屋さんスタイルだったのです。
鉢に入れて上から眺める。
(今回はガラスなので横からも見れました)
水草との色の対比、これ金魚が映える。

上からの明かりで金魚の尻尾が白い水底に影を落とすのですが、これがキレイで。
うす~い尻尾の色がほんのりと影にも移って赤みを帯びていたり。
「う~ん私が金魚を飼うなら、顔以外にも尻尾を重視しよう」
なんて決意してしまいました。

<尻尾コレクション>
f:id:shiorinote:20141012124938j:plain

f:id:shiorinote:20141012124917j:plain
f:id:shiorinote:20141012124907j:plain


全体の展示はこんな感じ。

まず入口で金魚みたいな金魚鉢(?)でわくわく感を。f:id:shiorinote:20141012121124j:plain

次に金魚の入った燈篭が並んでさらにわくわく感を。f:id:shiorinote:20141012121139j:plain


左手進行方向を見ると江戸時代スタイル。
じっくり見れます、ガラスの中の金魚たち。f:id:shiorinote:20141012121419j:plain

f:id:shiorinote:20141012121235j:plain
ぽってり大きい金魚。愛嬌があります。


進むと大きな薄い水槽の中に金魚たち。
背景の明るさが変わる。
この金魚たちは一匹一匹がすご~く大きいです。f:id:shiorinote:20141012121302j:plain



左手に金魚模様の高そうな着物がありました。金魚柄部分のUP。f:id:shiorinote:20141012121326j:plain


よく写真で見かける展示。f:id:shiorinote:20141012121441j:plain
「おお、これが!」と思いました。
背景は祭り感あふれる提灯です。


メインの展示は高い所にあるので、そこに向かって階段状の水槽が並びます。f:id:shiorinote:20141012121601j:plain

f:id:shiorinote:20141012121622j:plain
角かどに燈篭が。こちらも金魚入り。

f:id:shiorinote:20141012121640j:plain

のぞくと面白い展示。
レンズごとに見え方が違う。
(階段左手前の四角い展示。いろいろ種類ありました。
どうしても誰かがうつっちゃうので全体像の写真なし)f:id:shiorinote:20141012123231j:plain

f:id:shiorinote:20141012123551j:plain

これ、時間ごとに色合いや明るさが変わるので写真を撮るにせわしない。
(光もテーマなので多くの展示で色合いや明るさが変わります。
 変わらないのは江戸時代スタイルくらいでしょうか)

 

f:id:shiorinote:20141012123614j:plain
どーんと大きな水の流れる球体。地球イメージ。うっすら大陸模様が見えます。
中にはもちろん金魚。

f:id:shiorinote:20141012123650j:plain
流れる水を受け止める周りの水槽にも金魚。
下にはビー玉が敷き詰められています。


この地球展示を囲むように、金魚の種類ごとに分かれた展示が。f:id:shiorinote:20141012123838j:plain
水族館の展示に似ていますね。
(これもみるみるうちに明るさが変わります)

f:id:shiorinote:20141012123922j:plain
ガラスが少し前に出ています。
これはじっくり見ながら、
 「私この種類の金魚が可愛いと思う~」みたいな気持に。
そんな声が聞こえてきたり。この模様きれいね、とか。


ここで改めて金魚って見られるための生き物なんですね、と感じました。
そして、なんだか気の毒な気持ちも同時に。
一緒に行った母がぽつりと、
 「こんなに色や明るさが変わったりして金魚に負担じゃ…ちょっとかわいそう…」
なことを言い出したり、
そばにいる見知らぬ女性も似たようなこと言っていたりして。

こちらは薄い水槽になっている屏風(もちろん金魚入り)と、
プロジェクションマッピングの融合した展示。キレイ。
こういう金魚の入っている屏風が
f:id:shiorinote:20141012124029j:plain


こんなふうに季節折々の描写と重なる。f:id:shiorinote:20141012124058j:plainf:id:shiorinote:20141012124111j:plain

おしまいには、一枚一枚に四季を描写してゆく8分ほどの展示でした。f:id:shiorinote:20141012124414j:plain



美術館や博物館や「~展」に行くと何かしら、
「これをゼヒ我が手中に収めたいものぢゃ」
というものがあるのですが、今回はなかったので本当に鑑賞のために行ったな~と。

夜になるとお酒が飲めるようになり、様子が変わります。
夜の雰囲気もちょっと味わいたいなと境目を狙って行ったのですが、
私はお酒が飲めないのでした。残念。
(ナイトタイムの切り替え時、会場内の入れ替えがないのでそのままいれます)

バーカウンターや椅子が出てきて雰囲気の変わる会場をあとにし、
「お酒を飲みながら会話を楽しみつつ、
金魚の展示を話のタネにデートするんだろうな!」と思っていたら、
会場から出てすれちがうエスカレーターのカップル率の高いこと!
「仕事帰りの人たちかな」
「休みの前日だから余計だね」
なんて母とささやきつつ帰りました。
(我々は平日にお休みをとって観光していたのです)

光に照らされる金魚たちに、
鑑賞される生き物について考えてしまったので、
展示のねらいは我々に染みたと思います。

これは少し前に東京観光を母としたときの話で、
次は京都でやるみたいですね。

Art Aquarium | アートアクアリウム | 金魚の美を愛でる全く新しく涼しいアートアクアリウム空間

 

宮本 『小紋手拭』 金魚 約33×90cm 33233

宮本 『小紋手拭』 金魚 約33×90cm 33233