玉子焼きをいい感じに作るには

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今回の役に立つブログは、玉子焼きのいい感じの作り方。
見た目と食感の話です。
味付けはお好みで。

一人暮らしをはじめた友人の家に遊びに行ったときのことです。
泊めてくれたことだし、
「お礼に何か作るよ。何がいい?」と聞いて、
かえってきた答えが「玉子焼きがいい」でした。
どうもうまくいかない、と。


玉子焼きをうまく作るコツは、
卵液を注ぐ回数を少なくすること。
一度にドバッと注ぐこと。
そうすると一個の卵でも上手に作れます。
注ぐのは二回まで。
玉子焼き器に対し、卵が多い場合は三回。
フライパンで焼くのなら、フライパンに合わせた量で焼きましょう。
卵が薄く広がってしまうくらいなら、
注ぐのは一回で一気に巻いてしまう方が良いです。

玉子焼きを上手に焼けない人は、
うすい卵を何度も何度も巻こうとします。
しかしうすいと火が通ってしまっていて卵がくっつきませんので、
キレイに巻くことができないのです。
また、卵液をかき混ぜすぎて、
卵がふんわりとせず、残念なことになっていることも多いです。
卵液はかき混ぜすぎないこと。
ふんわりした玉子焼きにするポイントは白身にあります。
白身がふくらみ柔らかさを出しますので、
かきまぜるよりも、白身をお箸で切るように混ぜます。
多少の白身感があるところでストップ。

卵液全体で、ふんわりとひとかたまりになった玉子を作りましょう。
巻くというよりも、
くっつけて一体化してゆくイメージが近いかも。

~ここからは焼き方~

温めて油を引いたフライパンに、卵液を注ぎます。
薄焼き卵ではないので、多めに。
火の強さは中火、かな。
卵液を注ぐと、ジュッと音がして、
すぐにフライパンと接した面が軽く焼けるくらい。
卵がふつふつとしながらも、焦げるほどでもない感じ。

焼け目がついてきたらすぐに巻いてゆきます。
焦げるようではだめ。その前に。
玉子の固まる力で形を整えるので、“半熟よりやや生”なところで巻く
奥から折りたたむように巻いてゆきます。
手前に“生な玉子”が溜まってゆきますが気にしない。
あと一回しか巻けないな、というところで、
巻いた玉子たちを一度ぐっとフライパンの奥の方に引きます。
ずずずっと生な卵がついてゆき広がります。
フライパンからこぼれそうにたまった分の玉子をキレイに巻くためです。
たまっていなければ奥に引く作業はいりません。

最後まで巻いたら、巻けた玉子をフライパンの奥に戻します。
油をフライパンにまんべんなく引いたら、
卵液をフライパンのふち近くまで注ぎます。
巻いた玉子を持ち上げて、下にも卵液を流します。
また卵がふつふつとしてくるのを待って、同じように手前に巻いてゆきます。
巻き終わったら、好みの焼き目をつけて出来上がり。

写真付きの焼き方、『玉子焼きの作り方 ~流れる写真編~』に続きます。