キジを見た思い出
子どものころ、一度だけ野生のキジを見たことがあります。
昔はキジが沢山いたと自分の暮らす地域について習ったことがあり、実際に目にすることができてとてもうれしかったです。
今ではほとんど見られなくなったとも習っていたので。
その頃私は仲良しの友達と探検ごっこをよくしていました。
造園業者さんの敷地に入っていたのでしょうか。
畑のようにずら~っと低く同じ木が植わっているところを歩いていました。
低い木を挟んで友達と二人、いつものように色々な話をしながら。
「!」「!」
私たちは同時にハッとして顔を見合わせました。
そして小さく低く「キジだ!」と言い、そ~っと近づこうとしました。
挟みうちにしようと、もう二畝ずつ左右に分かれキジのいた方向へ走ったのです。
でも、辺りには膝くらいの低い木しかないのに、もうキジは見れませんでした。
がっかりしながらも「残念だったね~でもキジが見れて感激だね~」とお互い嬉しく話していたのですが、ふと私が言いました。
「本当にオスは緑色なんだね!」
すると友達は、
「ううん、メスだった。茶色だったよ!」
そこから激しく言い合いがはじまりました。
メスだ!オスだ!
緑だった!茶色だった!
そんな見間違いするなんておかしいんじゃないの!
しばらく言い合っていたのですが、埒があかないので、
「もうこのことについて、お互いの見たものに何も言わないことにしよう」
と決めました。
私たちは一緒にキジを見た。そこだけが確か。
私はオスだと思っているし、友達はメスだと思っている。そのことについてはとやかく言わない。
ケンカは終わり。
その日はしばらく気まずい空気でしたが、それはそれと探検ごっこを続けました。
なので、彼女とは今でも仲良くしています。
白黒つけないで本当によかったです。
大人になってから、私たちが見たのはつがいだったのかもしれないと気づきました。
巣が近くにあって、オスが私たちをおびきだそうとしたのかも。
友達はメス側にいて。
味覚の違いではなく当たりはずれだった
川エビのおせんべいをいただきました。
「お土産でもらったんだけど」とおすそ分けしてもらったんです。
その2枚のおせんべいを私は美味しくいただいたんですけど、後日さらに4枚もらいました。
「これ、味がダメだった!すごく川の味がする。」と言われ、私はエビの味でわりと美味しく食べたと伝えると、残りも良かったら食べてねということになったのです。
小腹がすいたときに4枚のおせんべいをありがたく食べました。
そうしたら3枚までは美味しかったんですけれど、4枚目に「う!これは!言っていたのはこれだ!」と明らかに違う味がきました。
確かにエビだけでなく川の味というか匂いというか…う~ん。
味にバラつきがあったようです。
おせんべいをくれた人に、6枚目にあなたの話していた川の味がきたよと伝えると、そうでしょそうでしょと。
エビには殻も味噌もあるし、たまたま固まってそういうことがあったのかもね~と話しておしまい。
味覚が違うのかな、匂いに敏感な人なのかなと思っていたけれど、そうじゃないことがわかって良かった。
これからは好みが違ったときには当たりはずれの可能性を考えよう。
残念だったのは最後にはずれがきたこと。
せめて5番目にきてほしかったです。
犬と猫
こどもの頃の私は犬と猫のどちらも飼ったことがなく、犬派猫派という言葉に、「どっちも可愛くていいよね」と思っていた。
あるとき、地域のミニコミ誌で「子犬もらってください」の広告を見つけた弟が両親に懇願し、犬を飼うことになった。
そのときから私は犬派になった。
犬を飼ってから変わったり感じたこと
・よその犬がちょっとこわい。
・よその子犬より、自分のうちの成犬が可愛い。
・そうは言ってもやはり子犬は可愛い。
・犬の良さ可愛さは自分の犬の思い出と重なり、深く感じるようになる。
ほぼ日をよく見るのだけれど、糸井重里さんの飼ってらっしゃる犬のブイヨンちゃんの写真がトップページにある。
ブイヨンちゃんの姿を見て、私はもういない自分の犬をなでたときを思い出す。
その毛の流れ、肋骨や脚の付け根の骨のつき方など、犬の身体がどうなっているかがわかる。
うちの両親はそれぞれ犬と猫を数匹ずつ飼った経験があり、犬猫両方の話を聞きながら私は育ったのですが、2人とも「飼ってみたら猫、面白いよ」と少し猫寄り発言をしていました。
どうもとても賢く強くそれでいて自分になついていた運命の猫との出会いが原因の様子。
いつか私に特別な猫ができたら、その猫を通して猫を知る。
写真の猫を見るだけでも、その動き、骨格、匂いなど、心に浮かぶものが増える。
そうして犬猫派になる。
それは楽しみなことです。
犬を見るときは、思い出の中の自分の犬も見ています。
- 作者: 糸井重里,ほぼ日刊イトイ新聞,長野ともこ
- 出版社/メーカー: 東京糸井重里事務所
- 発売日: 2009/04/13
- メディア: 単行本
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主人公猫のチーの動きがとてもかわいくて、猫と暮らしたくなる漫画です。
登場する人たちも素敵でなごみます。
一年に一冊ペースで続きが待ち遠しかったのですが、今年ようやく完結してうれしい。
たんぽぽ茶とたんぽぽコーヒーの違い
たんぽぽコーヒーを買いたかったのですが、売り場にあったのはたんぽぽ茶でした。
とりあえずたんぽぽの味を試してみよう、とたんぽぽ茶を購入。
飲んでみました。
そのときちょっと思ったんです。
ひょっとして…って。
後日、母がたんぽぽコーヒーを買って送ってくれました。
近所では見つからなかったと私が言ったのを覚えていたのですね。
実はもうコーヒーはいいかなと思っていたのですが、せっかくですしありがたくもらいました。
そして飲んでみました。
そして「やっぱり!」な気持ちになりました。
たんぽぽ茶とたんぽぽコーヒー、同じものでした。
どちらもたんぽぽの根っこをこんがりさせたもので、こんがり具合を変えていて味が違うのかなと思っていたんですけれど、そういうこともないみたい。
たんぽぽ茶はかなり濃い味でコーヒーと名乗りそうで、でもコーヒーと名乗るにはなんだか健康茶の味がしました。
気になって調べたところ、
・たんぽぽコーヒーはたんぽぽの根のみ
・たんぽぽ茶は根以外に葉や茎を混ぜていたり、他のハーブを混ぜているものもある(たんぽぽ根のみのものもある)
・お茶とコーヒーを同じものとして扱っている場合もある
ということのようです。
私が飲んだのはたんぽぽの根のみのお茶だったので、ほとんど違いはありませんでした。
また、両方ティーバッグに入っていました。
たんぽぽコーヒーを知ったのはシートン動物記。
植物にまつわるお話の巻があったんです。
食べ物のお話が大好きな私は、繰り返し繰り返し読んで、いつかたんぽぽコーヒーを作ろうと憧れをふくらませていたのでした。
うちの母は子どもに台所に立たれたり、そこらへんで採ってきたものを料理することをいやがったので、自分の台所を持つまではたんぽぽの根をあぶって飲むなんて夢だったのです。
(私は食べられる植物をいろいろ持って帰ったんですけれどあまり食べてもらえず)
で、大人になり自分で料理するようになると、たんぽぽコーヒーはいつでも買えるしまぁいいやとなり、うっすらした憧れの思い出だけを持っていました。
今回、たんぽぽ茶とたんぽぽコーヒーの両方を入手して気が済みました。
まだコーヒーは残っているので夜に飲んでいます。
我が家にあったのは、このシリーズです。
Amazonで他の巻は見つけられませんでした。「森のロルフ」泣いた…
たんぽぽコーヒーが出てきたのは、6巻の「森と自然の物語」でしょうか。手元にないので確認できません。
女子力初段
~女子力はスカートではなくワンピースに現れる~
入社して数年たち、「お局になってくれ!」な圧力を感じていた私に友人が「読むとこ多くて面白いねん!」と勧めてくれたCanCam。
(パートの数人をのぞき、女性社員はみんな20代な職場でした。その後女性課長が異動してきたりして変わりましたが)
着回し特集の設定への友人のツッコミが面白く、nonno読者だった私には新鮮でCanCamを読むようになりました。
※モデルさん扮する女子社員が、「意識が低い」と彼氏に振られ考えたあげく『イタリア語で習うパン教室』に通ったり、同期の男性が建築士試験にむけて頑張ってると聞いて「私も『イタリア語で習うパン教室』に通い始めたんだ。一緒だね!」と言ったりする日々など、ツッコミ待ちな着回し特集が好きでした。
CanCamを教えてくれた友人とよく一緒に買い物に行っていたのですが、
ある日二人の意見は一致しました。
「私たちもこんな(女子っぽい)服、着てみたい!」
一人だと勇気が出ないが、一緒ならワンピースに挑戦したいと。
今度出かけるときにはたくさん試着しようとわくわく計画。
「私たちがそんなことしていいんだろうか」
と女らしくふるまうことをためらっていた我々が思い切って着てみたくなったワンピース。
女物の服のなかでも、スカートとはまた違うハードルがありました。
自分のキャラだとないわ、など考えすぎていたようです。
色んなことが自由にあればいいと思います。
振り返ると「頭固かったな~」ということが多くて、
肩の力が抜けるようなことを、過去の自分にいってあげたいです。
エンゼル型付き! 日本一簡単に家で焼けるちぎりパンレシピ【エンゼルパン型付き】 (バラエティ)
- 作者: Backe 晶子
- 出版社/メーカー: 宝島社
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